お知らせ

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2024/08/22

ポーランド研修旅行参加生徒の報告

8月21日の全校登校日に、全校放送を通じて行ったポーランド研修旅行報告の概要を掲載します。

特別進学国際教養コース2年1組 岡本桜凛
私たちは5月21日から12日間、ポーランド研修を行いました。現地では姉妹校ナザレ校での授業体験や聖マリア教会、ヴィエリチカ岩塩坑などの名所旧跡を見学しました。なかでも、私の心に深く刺さったのはアウシュビッツ博物館とガス室の見学です。ここでは、多くのユダヤ人が強制収容されていた様子や、薄暗く地下へと続く虐殺の場所を見て、言葉にできないほどのショックを受けました。直接その場に足を運んで、改めて戦争や人種差別の実態について知り、深く考えました。
休日はホストファミリーと旧市街を訪れ、建物の造りの違いを見たり、ランチを楽しみました。ホストファミリーの方たちとの会話は全員が英語を話す訳ではなく、ウクライナ語やポーランド語を話す家族もいたので少し難しかったですが、翌日のスケジュールやその日の出来事、ポーランド文化についての話など、毎日の夕食時に1時間以上のんびりと会話を楽しむ時間が、とても温かく幸せでした。初めての海外旅行で分からないことがたくさんありましたが、高校生の時期に日本以外の価値観や雰囲気を知ることができたり、多くの刺激を受けることができたりして、自身の糧となることが数多くありました。
やはり、何と言っても研修旅行に参加させてくれた家族への感謝を実感しました。

Q&A ナザレ校での授業の様子は?
実際に英語での授業を一緒に受け、芸術科でうちわをデザインし、ヴィラヌフ宮殿でダンスを習いました。授業では、日本とは学習の重点ポイントが少し違うように感じました。例えば、数学の授業は日常での数学的なえ方を教えているようでした。また、指名されてから答えるのではなく、生徒自ら積極的に発言・質問している様子を見て、自分の考え・意見を発言・発表する大切さを痛感しました。そして、授業では母国語ではなく公用語である英語を、先生・生徒どちらもが使用していることは、日本でなかなか見ることのできない光景でした。

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