お知らせ

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2024/11/05

ワールドカフェ 出前人権教室 ~リスペクトアザースを見て考えよう~

本日5校時、中学1年生のクラスで姫路市人権擁護委員の先生方による出前授業を実施していただきました。ゲストティーチャーによる授業は生徒も新鮮で、教育の新しい形として大変有効なことだと感じます。今回は「自分の人権、他者の人権について理解を深め、お互いの違いをみとめ、他人を尊重することが大切だ」というテーマでした。

リスペクトという言葉から連想されることをグループで出し合い、そのあと「リスペクトアザース」というDVDを観ました。その内容は、アメリカのサンディエゴで生まれ11歳まで育った主人公が、日本にきて文化や習慣の違いに深い葛藤を抱えた様子を描いたもので、サンディエゴでは3歳の時から「リスペクトアザース」という考え方を教えられてきた。だから、他人を尊重し大切にすることが当たり前だった。しかし、日本ではそれを自慢と捉えたり、おせっかいととらえられたりで日々辛い思いを重ねていた。ある日、その不満をサンディエゴの友だちにぶつけてみたところ、「自分から率先して『リスペクトアザース』を実践してみてはどうか」とアドバイスを受け、人と違うことに躊躇せず、一人ひとりの考え方を尊重するように前向きに生きる自身を取り戻すという内容でした。

視聴後、クラスの中で4人ずつのグループになってワールドカフェを開きました。つまりカフェにいるような気持ちで、堅苦しくなくリラックスして考えを話し合うのです。グループの机の真ん中には模造紙が置かれ、感じたことを一言の短い言葉で書いていきます。主人公の気持ちになって自分の意見を書いていくのですが、最初は慣れないスタイルに戸惑っていた生徒たちもだんだん人の意見にコメントを入れ共感できるようになり、場が和んでいきました。そして、自然に「リスペクトアザース」ができるようになっていったのです。素晴らしい時間でした。

リスペクトというと立派な遠い存在を考えがちですが、講師の方は身近な人、友達、家族にもリスペクトの気持ちを持つことでお互いを大切な人ととらえ、認め合う関係ができるとまとめられました。

とても心が温まる時間をもつことができ、生徒たちはこれまでの自身を振り返りながら、より良い仲間づくりに意欲を高めている様子でした。姫路市人権擁護委員の先生方、本当にありがとうございました。

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