お知らせ

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2024/10/21

能楽鑑賞教室を開催しました

本日3、4校時に、文化庁が実施する「令和6年度文化芸術による子供育成事業~芸術家の派遣事業」により、地元の能楽師、江崎福王会十二世の江崎欽次朗様はじめ6名の演者の皆さんにお越しいただきました。

江崎様から「能楽は室町時代のミュージカル、ロック音楽ですよ」と分かりやすく解説していただき、生徒は古典芸能に親近感を持って鑑賞できました。「三拍子そろった」「板につく」「五人囃子」など、現在に残る言葉も能楽が語源であることを知りました。「知らないから面白くない。知るからこそ面白くなる」知らせていない大人がいる。日本文化が失われていくことに危機感を持たれ、演目を披露されるだけではなく、生徒参加型の実体験により能楽を楽しく学び、鑑賞できる環境を整えていただきました。

特に有名な演目「敦盛」を通じて、当時戦乱によって16歳の美少年が討ち死にしたことについて、出家した熊谷直実の弔いから亡霊となって現れるシーンは、不幸を不幸で終わらせない能楽の神髄を見せるものでした。

小鼓、大鼓、太鼓、さらに実際に能楽衣装を着用した生徒たちは能楽ファンとなったことは言うまでもありません。ポーランド留学生たちも日本の古典芸能を鑑賞できたことは一生の思い出に残ることでしょう。

能楽師のみなさま、貴重な機会を与えていただきありがとうございました。

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