お知らせ
2022/11/08
インドネシアの姉妹校と覚書を調印しました
令和4年10月27日、来日されたインドネシアの姉妹校タラカニタ財団のヨセ理事長と、本校の摺河理事長により、両校の提携にかかわる覚書の調印を行いました。
当日の様子は、Kompas等、複数のインドネシアの全国紙で報道されました。
Kompasの邦訳記事を以下に掲載しています。
今後もインドネシアとの連携を強化していき、姫路女学院の国際教育をさらに発展させていきます。
【 インドネシアKompas・Kaldaranews・Depoedu掲載記事】
ジャカルタに本部を置くタラカニタ財団は、運営する中学校の生徒が、兵庫県姫路市にある摺河学園の姫路女学院にて、中等教育レベルにおいて直接教育を継続することを促進するための覚書(MoU)に署名しました。この協定により、タラカニタ財団の中学生には日本の高校に直接進学する、というこれまでにない機会が開かれることとなります。2つの機関間の連携自体は2013年から開始されており、年々拡大しています。
この覚書の調印式は、2022年10月27日に兵庫県の姫路女学院で開催されました。それぞれの機関のリーダーであるタラカニタ財団のマリア・ヨセCB理事長、摺河学園の摺河祐彦理事長は、この協力関係の将来的な成功に前向きな姿勢を示しました。
調印式には、在大阪インドネシア共和国総領事館のスリー・ムラトシー領事、リサ・アンバリツキー領事、石見利勝前姫路市長、金沢和夫前兵庫県副知事など多くの著名人も出席しました。
この協定の調印は摺河学園とタラカニタ財団間の教育協定の10周年を記念するものです。2022年10月27日木曜日、双方は正式に協定のための新しい覚書に署名しました。調印は摺河学園の摺河祐彦理事長とタラカニタ財団のマリア・ヨセCB理事長によって行われました。
2013年以来、2つの機関は生徒および教師の交換プログラムで連携してきました。また、さまざまな分野で協働的な取り組みを展開し、タラカニタ財団の生徒が日本で勉強して生活するための1年間の奨学制度も提供してきました。そして、今回のMoUの署名により、インドネシアの前期中等教育制度と日本の後期中等教育制度をつなぐというオフショアスクール提携で両機関の連携が強化されました。この連携は、日本とインドネシアの中等教育レベルにおける画期的なものです。
この新しい提携は、学業はもちろん、世界中の人々と協力する姿勢を身につけるとともに、SDGsに述べられているような、世界が直面する世界規模の課題にどう責任を持つべきかということについての共通の認識を育むようなカリキュラムを通して、生徒が将来のリーダーになるよう備えることを目的としています。
この協力により、インドネシアにあるタラカニタ財団の中学校の生徒は、姫路女学院で高校教育を受けることができます。その後、日本の主要な大学、特にIT分野で、勉学を続けることもできます。
タラカニタ財団は、マリア・ヨセCB理事長が代表、アウグスティヌス・プルナ・イラワン財団理事が介添えを務め、アリヤ・サプトラ財団人事部門長および国際部門長が出席しました。摺河学園は、摺河祐彦理事長が代表、金山勉副理事長が介添えを務め、西川一法人本部長が出席しました。
摺河氏はスピーチの中で、両機関の協力関係は時とともに緊密になっており、それは連携への誠意に基づいていると述べました。今回の調印は、これまでの姫路女学院とタラカニタ財団傘下の学校と連携をさらに深めることを目的としており、特に両校の生徒がグローバルな課題に直面することへの備えであると同時に、教育分野における両国間の協力の架け橋でもあるということです。
具体的には、ジャカルタにあるオフショアスクールであるタラカニタ第4中学校を卒業した生徒は日本の姫路女学院で中等教育を継続し、さらに高校卒業後は、日本の一流大学で勉強を続ける機会があります。
一方、マリア・ヨセ理事長は、これまでに行われてきた相互連携は、両機関そして両国に利益をもたらしているとの信念を表明しました。さらに、ヨセ理事長は、このオフショアスクール提携を実現するため、充実した設備を備えた新しい8階建ての校舎を東ジャカルタのRawamangun地域に竣工したと述べました。
さらに在大阪インドネシア総領事館を代表して、スリー・ムラトシー領事は、タラカニタ財団と摺河学園の間のMoUの調印に対し、祝辞と感謝の意を述べました。この覚書の締結は、インドネシアと日本の教育機関間で両国の人材育成のために連携を促進するインドネシア総領事館の精神の表れでもあると述べました。
在大阪インドネシア共和国総領事館は、特に教育分野における両国間の連携を支援することに尽力しています。そして総領事館は、インドネシア領事館が実施する教育・文化活動に対する摺河学園の支援に対しても感謝の意を表しました。
タラカニタ財団の人事部門長および国際部門長であるアリヤ氏は、オフショアスクール提携は、画期的なものであるとコメントしています。この提携により、生徒は両国間による高水準の教育を享受し、そして将来、他の国の学生と協力し、世界市民として備えられるだろうと付け加えました。