生徒募集センター顧問の松尾です。8月は人権を考える月間。毎年、神戸地方法務局姫路支局の姫路人権擁護委員協議会が主催して、中学生人権トークが行われています。次代を担う中学生が豊かな人権感覚を身につけていくと同時に、私たち大人も中学生の考えを知り、理解することで、子供たちの人権意識をより高めていこうという趣旨です。

本校がこの会に参加するのは初めてでした。代表として中学3年生の3名が緊張と期待が入り混じるなか積極的に参加してくれました。姫路市内および神崎郡の中学校から参加した生徒たちは、一人一人しっかりした考えを持ち、相手の意見を尊重しながらもしっかりと意見を述べて、コミュニケーションを図っていました。もちろん、本校生徒もそのなかに入り堂々と意見交換をしていました。

今回のトークテーマは「いのち」。人権の原点といっても過言ではありません。その「いのち」から連想することをグループで話し合い、相手の意見に耳を傾け、さらに自分の考えしっかり述べる。本当に尊い姿がそこにはありました。例えば、生きるとはどういうことか、戦争は是か非か、1枚の写真から考えることは、「6歳の花嫁さん」の絵本から感じたことは、などコーディネーターからのたくさんの問いかけに、会場の大人も生徒も真剣に考え、話し合い、命と向き合う時間になりました。

中学生のしっかりした考えを知ることができて素晴らしい時間を共有することができました。