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学校行事

2025/03/01

令和6年度 卒業証書授与式

2月28日、令和6年度卒業証書授与式を挙行しました。多くのご来賓にご臨席を賜り、アクリエひめじ大ホールにて、姫路女学院高等学校として第5期生となる171名が未来を見据え、新たな社会へと羽ばたきました。

校長式辞では、まず初めに無限の可能性を持つ卒業生のみなさんに、建学の精神で培った力をこれからの人生で大いに発揮するよう激励しました。そして、世界に170万種以上もいる昆虫全てに役割があることを例えに、一人ひとりが家族、地域社会、人類など何かしらの役に立つ、自分だけよければいいという考え方にならないように生きていくべきであると戒めました。

結びに贈る言葉として、小説家吉川英治さんの句を三句紹介されました。第一句「虫りんりんあらしの底に啼きやまず」これは、この先の人生において困難に直面し一人泣いてしまう時にこの句を思い出し、嵐の中でも虫がりんりんと鳴くように、強い人であってほしいこと。第ニ句「雨に風にあふほどの蘭の白さかな」雨や風に打たれ蘭の白さが増すように、どのような経験も糧に成長する女性になってほしいということ。最後に「若竹の伸びや日の恩土の恩」若い竹が太陽や大地の恵みを吸収して大きく育つように、取り巻 く環境を大地とし、友人や同僚、先輩などの周囲の人を日の光とし恩を忘れず成長していってほしいと式辞を締めくくりました。

続いて、多くの来賓の方々から祝辞を頂戴し、今後の活躍を期待し、励ましていただきました。送辞では、様々な学校行事で常に大きな背中で見本となってくれた3年生に感謝の意を表しました。答辞では、入学からの3年間を振り返り、過ごした日々は後にも先にもない私たちだけの青春であり、家族や先生に支えられてここまで来れたことに感謝しきれない思いを精一杯伝えました。

卒業生のみなさんは、それぞれ新たな道へと進んでいきます。高校生活で培ったものや一期一会の仲間、周囲の方々への感謝をこれからも忘れず素敵な人生を歩んでください。ご卒業おめでとうございます。