blog -起承転結-
2023/06/29
石見利勝特別顧問による特別授業の実施(最終回)
本日6校時、商業科3年生への石見顧問による第3回シリーズ最終回の授業が実施されました。
今回は都市計画そのものではなく、様々な由来となる姫路とのつながり・結びつきについて学ぶ機会でした。例えば、廣峯神社と京都祇園の八坂神社の関係性。さらに、戦前の日本製鐵から戦後の新日本製鉄への道程は、姫路市長が要望して実現したGHQによる広畑・飾磨など、瀬戸内海の機雷掃海作業から始まったなど、つながり・結びつきが観光都市の成長に欠かせない要素であることに気づきました。
福崎町出身、民俗学者の柳田國男さんは、「ハレとケ」(非日常と日常)を生活表現したように、石見顧問はハレの日があるウキウキする街づくりを目標とされたそうです。だから、姫路駅前の「キャッスルビュー」はふるさと姫路の代表「姫路城」が見える展望台として設計し、「にぎわい交流広場」には銀の馬車道とシスレーのバラに因んだ生野のバラと廣峯神社ゆかりのメグスリの木を植えたそうです。
また、姫路を「ミニ京都」にしたく、お城を中心とした街整備や黒田官兵衛の大河ドラマ放映を実現させたのです。私たちは3回にわたりまちづくり秘話などで姫路をさらに深く知ることができ、夢あるまちづくり講義を拝聴し終えました。きっと生徒たちの宝となります。ありがとうございました。