今日は官公庁が仕事納となり、年末年始の休業日を迎えます。2023年は多くの方々に大変お世話になりました。重ねて多大なるご支援・ご協力をいただき厚く御礼申し上げます。2024年も相変わりませぬお付き合い、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、一昨日の26日（火）は本校の高校1、2生徒代表10名が「高校生と姫路市議会との座談会」に2班に分かれ参加しました。

厚生委員会に所属する市議会議員の方々とは、男女共同参画の推進について、「ジェンダーギャップを解消するには？」をテーマとして、姫路西高、姫路東高の皆さんと一緒に意見交換を行いました。また、文教・子育て委員会の方々とは、不登校児童生徒への支援について、「不登校の子どもたちを含め、誰もが質の高い教育を受けるためには？」をテーマとして、淳心学院高の皆さんと一緒にそれぞれの思いを発表しました。

本校生徒は、それぞれに事前にPowerPointで作成したプレゼンテーションで考えを伝えることができました。ジェンダーギャップについては、日本のジェンダーギャップ指数の低さを指摘し、上位のアイスランドとの比較をしたうえで制度的に遅れていることを問題視し、その背景に固定概念を払拭できていない日本社会のジェンダー平等に対する意識の低さを訴えました。また、議員の方々に家庭での役割分担などについて積極的に質問するなど鋭い意見も述べました。各校の制服についても話題となりました。

不登校児童生徒への支援については、まず中学時代に自身が体験した不登校について、本校生徒が語ったことで皆が深く考えるきっかけができたように感じました。「集団生活ができる社会性が身についていたら学校に登校する意味はない」といった極端な意見に対しても、その年代年代の悩み・考えがあることを、同世代のなかで仲間と共に対面でコミュニケーションをとりながら解消していく姿こそ大切で、「学校」の役割は大きいことを示す一方、疲れた時、しんどくなった時の学校居場所づくりと体制整備が急務であることを訴えました。

どちらの委員会でも内容のある意見交換会となり、市議会議員の皆さまに喜んでいただきました。1年の締めくくりに、素晴らしい体験ができました。姫路市役所、市議会議員の皆さんありがとうございました。

皆さま、よいお年をお迎えください。