入学してからの1年間があっという間に過ぎ、本日、終業式を迎えました。講堂での全体の終業式を教室で放送を聞く形で参加したあと、中学校の家氏校長先生から1年の総括として講話をいただきました。まず、先日、生徒たちが書いた「1年を振り返って」の作文の内容から、多かった反省と良かったこと、成長できたことについてお話がありました。反省点として多く書かれていたことが、提出物の期限を守ること、計画的な勉強ができなかったこと、そして「ついついなまけてさぼってしまう」という内容だったそうです。これらの反省点を2年生では改善できるよう、努力してもらいたいと思います。一方で、良かったこと、成長できたことについては、あいさつができるようになったこと、クラスの団結力が高まったこと、みんなで協力できたこと、感謝の気持ちをもつことなど人間関係に関することが多く書かれていたとのことでした。さらには、休みの日の過ごし方や部活動との両立など日々の生活の充実ぶりがうかがえる内容もあったそうです。1年間、一人一人に成長が見られ、よくがんばったとお褒めの言葉をいただきました。そのうえで、昨年夏のパラリンピックで銀メダルをとった14歳の山田美幸選手(水泳)が心の支えにしている「無欲は怠惰の基である」という渋沢栄一の言葉を紹介してくださいました。山田選手は両腕がなく、両足の長さも異なるという障害をもちながらも常に欲(目標)をもって努力を続けています。同じ中学生として、向上心や目標をもって春休みを過ごしてもらいたいと激励をいただきました。